2011年12月14日水曜日

島敏光著『黒澤明59の言葉』

ノアズブックス発行の3冊目の本です。盟友である出版プロデューサー原田英子さんの企画。2011年12月18日の発売です。
黒澤明 59の言葉

著者の島さん、原田さん、私の3人はともに、同年生まれの団塊世代。育った環境は違えども、見てきた映画やテレビ番組、読んできた本や雑誌、聴いてきた音楽やラジオ番組などには、共通するものも多く、とても楽しい仕事でした。

本というのは、不思議な縁でつながっていくものです。島さんとは初対面でしたが、まるで昔からの知り合いのような気がしています。

原田さんが取り持つ縁で、素敵な本ができたことが何より嬉しい。多くの人に読んでほしい本です。

編集作業は原田さんにお任せして、僕はひたすら一読者になってゲラを読んでいました。

世界のクロサワが普通の人だったことに驚き、さすが非凡な人だったことに納得し、何度となく読み返したくなる本に仕上がったと思います。

一読すれば、自分の心に響く言葉が見つかるはず。その言葉をふとしたときに思い出すことがあれば、この本を作った意味があります。

帯にも引用したし、本につけたメッセージカードにも使っている言葉、
「どんな人間だって、ある角度から見れば、そいつは主人公」

人生で主人公になるのは、生まれたとき、結婚式のとき、葬式のとき、この3つしかないと思っていたのに……。
もう、あとひとつしか残っていないと思っていたのに……。

うーん……ふと、考えさせられてしまいました。


ノアズブックス編集長 HIDEO.K

0 件のコメント:

コメントを投稿