2011年6月18日土曜日

三宅裕司のヤングパラダイス

ニッポン放送「三宅裕司のヤングパラダイス」からは、ぜんぶで7冊の本が出ています。そのうちの6冊に関わらせていただきました。
最初の本になった「恐怖のヤッちゃん」だけ、おニャン子の本と重なったからなのかどうなのか、理由は忘れましたが、僕が担当していません。コーナーになるきっかけのときは番組に立ち会っていたのに、本作りには参加できませんでした。

2冊目の「これが噂のヒランヤだ」からは、ずっと編集者として関わりました。この本は、サブタイトルがすごい。「ピラミッドパワーを超えた奇跡の黄金六芒星」。
なにやら、オカルト雑誌に出てきそうなコピーですが、三角形をふたつ重ねた六芒星の形をしたものの上に花を載せておくと枯れないとか、タバコが軽くなるとか、パンにかびが生えないとか……いろんな実験を番組でやり、それを本にしたのです。

3冊目は「帰ってきたヤッちゃん―地獄のお礼まいり」。これも、次の「恐怖のヤッちゃん―三代目の逆襲」も、タイトルがすごいですね。

次の「ナゾダス3000」も、すごい。何がすごいって、なぞなぞとかクイズを3000問集めたところがすごいんです。
担当は、僕と扶桑社に中途入社した白崎博史くん。彼は特異な才能の持ち主です。クイズ作りの名人。文章もうまい。でも、編集者なのに台割りが作れないのです。

白崎くんとは妙に馬があって、よく遊び、よく仕事をしました。ほんと、毎日が忙しいけどHAPPY DAYSでした。
当時、扶桑社は西新宿の第一生命ビルにありました。徹夜になることも多く、道路を挟んだ新宿ヒルトンホテの部屋で仕事をしていた時期もあります。家が田園都市線のすずかけ台だったものだから、よく泊まりましたね、ここには。

この「ナゾダス3000」は調べると、1987年9月の発売。次の「新早口言葉ベロダス」が1988年3月。ヤンパラ最後の本「ありがたや教典」が1988年11月。
ヤッちゃん本は、2年で3冊。映画にまでなりましたから、これはもう社会現象と言えます。

それにしても、けっこうな頻度で同じ番組の本を出していたんですね。しかも、最後の「ありがたや教典」以外は、どれもベストセラー。いま思うと、驚きです。
ついていました。ツキだけだったかもしれません。でも、ラジオがほんとうに元気だった時代。いまは昔……。

夢よ、もういちど、とねがうのは僕だけではないでしょう。ラジオからベストセラーを作ってみたい、と思っています。
いま企画している「占い本」は、ラジオ向きなんだけどな……。秋には実現させたい。ツキがある、と信じて。


ノアズブックス 編集長 Hideo. K

0 件のコメント:

コメントを投稿