2011年7月1日金曜日

三宅裕司プロデュース「マヤ占い~夢をかなえる運命操縦法」

アミューズ所属の三宅裕司さんとまた本を作れたことは、アミューズブックスを設立してよかったことのひとつです。
劇団S.E.T.の座付き作家である大沢直行さんが、マヤに興味をもって研究していたことを本にできないか、とマネージャーから相談されたのがきっかけでした。

大沢さんは自費でマヤへ取材旅行をしていて、その博識ぶりには驚かされました。いきなり2冊の企画が生まれたのです。
一冊は「マヤ占い」、もう一冊は「マヤ13の聖なる予言」。

まず、間違いなく売れる「マヤ占い」から出版することに決めました。1998年3月の発売。
そして1年後に「マヤ13の聖なる予言」を発売。

テレビ番組とも連動して、三宅裕司さんも実際にマヤを訪れました。いきなり強盗にあった話が印象的でした。
三宅さんにインタビューして話を聞いていると、まるで現場にいるような臨場感が生まれます。状況描写の達人ですね、三宅さんは。
どんなにつまらない現場でも、きっと面白おかしい話に仕上げてしまうのでしょう。

この「マヤ占い」は怖いほど、よく当たる、と評判になりました。
誕生日から、13の守護数と20の守護神を割り出して占うのですが、組み合わせると260にも分かれます。血液型の4つ、星座の12からしたら、とんでもない数。

マヤでは13が最高の数ですから、何かのグループを組むとき、全員の守護数を足して13になるようにすると、夢がかなうというのです。
インターネット時代のいまなら、もっといろいろな展開が考えられるし、面白さも倍増したに違いありません。

「マヤ13の聖なる予言」は、古代マヤ文明が暗示する、世界滅亡までのシナリオです。2012年12月21日に何かが起こる、という。
何年か前に、アメリカで映画にもなったので、この日を知っている人は多いと思います。それをいち早く本にしたのですが、思ったほどは売れませんでした。
1999年3月発売で、いい時期だと思ったのですが、残念。

三宅裕司さんとはその後も、出版の話をしているのですが、なかなか実現までには至っていません。HAPPY DAYS目指して、頑張りましょうね、三宅さん。

ノアズブックス 編集長 HIDEO K.

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