2011年9月22日木曜日

『「放射能は怖い」のウソ』を電子書籍化

武田ランダムハウスジャパンから出版されている『「放射能は怖い」のウソ』を単行本の発売とほぼ同時に電子化しました。


デザインとDTPをノアズブックスで担当させていただいたのですが、内容に衝撃を受け、多くの人に読んでもらいたいと思ったからです。編集の磐崎さんに速攻でお願いしました。

ボイジャーストアで販売開始。単行本が980円(税別)で、電子版が300円(税別)。値段設定に注目してください。

http://voyager-store.com/index.php?main_page=product_info&products_id=11952&shop_name=altbook&keyword=%E6%AD%A6%E7%94%B0




この値段は、ひとりでも多くの人に読んでもらいたい、という気持ちから決めたものです。

先日、著者の服部禎男さんの出版記念講演会に出席しました。ここでのお話も衝撃的なものです。

「年間1ミリシーベルトで抑えるべし」という国際放射線防護委員会の勧告は、なんと80年以上前の1928年に発表されたマラーの実験結果に影響を受けているのです。
太古の研究データであり、DNA修復の熟知された現代に使うものではない、と断言されました。

フランス医科学アカデミー代表のMaurice Tubiana,MD、放射線分子生物学の第一人者であるLudwig E. Feinendegen,MD、この2人の学者が論文として発表していると言うのです。

2010年、2人はアメリカでの特別会議にも招かれ、意見を述べました。
国際放射線防護委員会は「今頃、そんなこと言われても、もう遅い」と言い、議論にならなかったそうです。

著者の服部さんは、アメリカのオークリッジ原子力研究所原子炉災害研修課程に学び、1960年に浜岡1号原発計画を推進してきた人です。
言わば、原子力の専門家。その服部さんが1984年にラッキーの論文を発見。ここから再び、放射線の研究が始まったのです。

放射能というと、すぐに「原爆」と結びつけがちですが、原爆は1秒間のことです。殺人兵器です。
服部先生の話は、納得のいくことばかり。あの「年間1ミリシーベルトで抑えるべし」の根拠はどこにあるのか、と改めて思いました。

国際勧告が本当に正しい、と言えるのだろうか……と、考えさせられてしまいました。

印象的だったのは、この言葉。
「抗がん剤は破れた。放射線は勝つかもしれない」

自分でもいろいろと調べよう、と思った瞬間です。
放射能は怖くない、と言える日がくることを信じたいと思いました。

ぜひ、多くの人に読んでほしい。


ノアズブックス編集長 HIDEO.K

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