2011年7月1日金曜日

「G感性であなたが見える~21世紀の人間判別モデル」

話が前後してしまいますが、扶桑社を辞めたあと、ワニブックスの濱口くんと最初に作った本は「G感性であなたが見える~21世紀の人間判別モデル」でした。

そもそもは、アミューズの出口さんからTBSテレビの深夜番組のコーナー企画を一緒に考えてほしい、と言われたことからはじまります。
その番組は「三宅裕司の天下御免ね」。毎週土曜日の深夜24時40分から27時まで、TBSテレビで放送されていました。

当時、知り合った富士総研の鈴木さんの話がとても面白くて、なんとかコーナー企画にできないか、とディレクターや放送作家の人たちと話していました。
それが、消費行動による人間のタイプ分類「G感性」だったのです。これは本になる、と思いました。



50問の質問に答えると、G1からG5までの5種類のタイプに分けられます。簡単に説明すると、、
G5は、 マルチ感覚のトンガリ人間。全体の4%。
G4は、こだわりのマニアック人間。全体の16%。
G3は、 気分はミーハーの見栄っ張り人間。全体の46%。
G2は、新しもの好きの行動派人間。全体の13%。
G1は、 合理的なマイペース人間。全体の21%。歳を取るにつれG1人口が増加。

若者の流行は、G5が「面白そう」と飛びつき発信したものの中で、G2に受け入れられることで起こります。話し好きのG2が友達に広め、G3に伝播して流行となります。
G4は流行とは関係なく、自分の感性に従って行動します。
G1は何事も理屈で考えるので、流行とはもっとも縁遠い存在。意味がないことはしたくない人たちです。

「三宅裕司の天下御免ね」で毎週、しつこいくらいに取り上げていったので、本が発売になった1992年7月にはいきなりのベストセラー!
株式会社梶原を設立して、すぐにこのG感性本と「たけし・逸見の編成教育委員会」が同時にベストセラーとなり、まさにHAPPY DAYS でした。

たった一人の会社でしたが、恵比寿のマンションを事務所兼宿泊場所としました。1LDKの割には家賃が高かったけど、無理して借りてよかった……。
ツキだけです。以前、萩本欽一さんが言っていたことを思い出しました。

「仕事、家庭、健康が3つともいいときは気をつけないといけないよ」

いまでも、肝に銘じています。その通りですよね。

還暦を過ぎて、また新しい会社を立ち上げた2011年、これからが楽しみでしかたがありません。作りたい本があることの喜びを実感しています。
お金はあとからついてくる、と信じています。それが人生だから……。

ノアズブックス 編集長 HIDEO.K

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