2011年4月1日金曜日

初めてのクイズ

編集者歴40年弱。自分の人生と作った本のことを振り返りながら、明日がHAPPY DAYSになるように、いろいろと書いていきたいと思います。

これまでに300冊以上の本を編集してきましたが、その中で子供の頃の体験が産んだ本が何冊かあります。クイズ本もそのひとつ。

子供の頃、漫画雑誌によく「なぞなぞ」が載っていました。でも、その記憶はあまりありません。

中学生になった時だったと思います。親父だったか叔父さんだったか忘れましたが、二人一緒にいたのかもしれません。あるクイズを出されたのです。
それがクイズとの出会いでした。

次の文を日本語にしなさい。
To be to be ten made to be!

ちなみに、親父は戦後、進駐軍で通訳をやっていました。小さい頃の写真を見ると、我が家で外国人と一緒に映っている写真が何枚もあります。

そういえば、小学生にあがる前だったでしょうか、家族4人で横浜の山手にある、親父の知り合いの外国人の家に招待されたことを覚えています。

真っ白な家で、芝生の庭。そこで食べたホットドッグはいまでも忘れられない味でした。ウインナーではなく、スパゲティのミートソースがホットドッグのパンにはさまれているのです。

アメリカのパレードのフィルムをみんなで見たような記憶があります。

大人になって、この味を再現しようと何度か試みたのですが、いまひとつ納得いくものはできませんでした。

そして、そこのうちの女の子2人(金髪だったような)と僕と弟の4人で、芝生で何かボールゲームをやったような気がするのだけど、言葉が通じなくても楽しい時間でした。
そんな気がします、いまは。

これが、僕のアメリカ初体験です。日本の毎日がまだ、HAPPY DAYSとは言えない頃だったと思うのですが、この体験はいまでも僕のHAPPY DAYSになっています。

英語を流暢にしゃべる親父は、もういません。
アメリカ映画を見て、僕が字幕を読む前に笑っていた親父が懐かしく思い出されます。モダンな親父でした。社交ダンスが大好きで、歌はうまくありませんでしたが、身長も高く痩せ型の紳士。

僕が親父から受け継いだのは、歌が下手なことだけのようです。

さて、クイズですが、わかりましたでしょうか。

その当時、英語を習い始めたばかりの、横浜のミッションスクールに通っていた中学生でしたが、まるで訳せずに時間ばかりが流れていきました。

答えは「飛べ飛べ天まで飛べ!」です。

そうです。ローマ字読みすればいいわけです。それでは、この時に出されたクイズをもう一問。

「英語で一番長い単語は?」

答えは次回までお預け。震災で大変ですが、被災者のみなさんに一日も早くHAPPY DAYSが訪れることを心から祈っています。がんばりましょう。

ノアズブックス 編集長 Hideo K.

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