2011年8月8日月曜日

吉村達也さんとの邂逅

吉村達也さんとは、もう30年以上のおつきあいになります。
初めて会ったのは,おそらく吉村さんの上司であるNさんの紹介だったと思います。

Nさんはたまたま、大学の先輩だったこともあり,ニッポン放送で本を作るときにいろいろと力を貸してくれていました。

吉村さんは当時,ニッポン放送の編成部に所属。
青春文芸大賞というラジオ局としてはめずらしい、新人作家の登竜門的な賞を設けていて、吉村さんはその担当者でした。

その賞の下読み審査員を頼まれたのが,初めての仕事だったと思います。

そのあと、吉村さんはグループ内の扶桑社へ出向。編集長に就任されました。
編集者としては先輩であるぼくが、吉村さんに編集を教えることになったのです。

いっしょに作った最初の本は「タモリが本屋にやってくる」だったと思います。


その後は、このブログでも書いたように、吉村さんの推薦で扶桑社の出版プロデューサとして契約したこともあり、いろいろな本を作りました。


そして、ぼくがアミューズブックスの社長になってからは、著者として「がん宣告マニュアル――感動の結論」「京都瞑想2001」「ついてくる」などを出版。

PR誌で連載をお願いしたこともありましたね。


その後も、ワニ・プラスという出版社との橋渡しをして、記念すべき200冊目「蛍坂」の上梓に至りました。


そして今回,氷室想介シリーズの「魔界百物語」全100巻を手がける運びとなったのです。
還暦を過ぎたいま、このチャレンジは大変だと自覚していますが,嬉しくもあります。


そもそも、ノアズブックスは電子書籍に特化した出版社を目指して設立しました。
2010年12月24日に。


ところが、3.11の震災原発大災害があり、精神的なダメージを受けました。
吉村さんと進めようとしていた企画も、大幅な変更を余儀なくされたのです。

………

そして、8月に入り、ついに発表できました。
吉村達也「魔界百物語」新シリーズのスタートです。

第1弾「妖精鬼殺人事件」は2011年9月21日に発売が決定!
乞うご期待!!

ノアズブックス 編集長 HIDEO.K

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